保険医協会からの原稿依頼。

先日、歯科保険医協会の方から電話をいただき。リレーエッセイ「あの日、あの頃」
の原稿依頼を受けました。
歯科医師から歯科医師へバトンタッチしていく月一のエッセイで、
紹介は都島区の池田先生からいただきました。
「である」調の文章で、仕事以外のことで書いてくださいとのお話でしたので
私の選んだ題材はプロレス。ちょっと長いですがお読みください。
(掲載は来年の2月だそうです)


プロレス番組をテレビで見なくなって久しい。
昔はゴールデンタイムに堂々生中継され、視聴率も20%を超えていた。
それが徐々に深夜に追いやられ、今では30分枠になっている。
80年代、金曜の8時にTVをつけると、タイガーマスクが天才的な動きで視聴者をひきつけた。8時30分前には若き日の藤波辰巳が躍動する。40分頃からは猪木がタッグマッチで最終戦の蔵前国技館につながるストーリーを魅せる。もう来週が待ち遠しい!ということになるわけだ。また、昔のレスラーはそこにいるだけで楽しく分かりやすい人達ばかり、レスラーにつけられるニックネームからして素敵である。
人間発電所、黒い呪術師、美獣、インドの狂虎、超人、荒鷲、書いているとキリがない!
しかし「プロレスラーは無敵」のイメージが、90年代になると徐々に壊れていく。
アルティメット大会が開催されてからは、格闘技のイベントに集客力のあるレスラーが引っ張り出されては惨敗を繰り返し、一般の人はプロレスなんて弱いのだと単純に思ってしまう。
そもそも今の総合格闘技とプロレスは全く違うもので、総合は相手の技をいかに受けないかの競技、プロレスは相手の技を受けないと成り立たない競技。プロレスラーが違う土俵(格闘技イベント)で格闘家とからむメリットは、やはりなさそうだ。
最近では老舗週刊紙も廃刊になるほどの業界を、劇的に変えられるような有望な人材の育成と、プロレスのよさを掘り起こすための努力があらたに必要な気がする。
戦後の復興を支えた力道山の大活躍。人々はプロレスに自分の姿を投影し、感動を得、明日からも頑張ろうと思ったはずだ。
藤波がマードックの姿をなぜか毎回必ず見失い、カーフブランディングを受けてしまったり、リックフレアーがトップロープに登るが、そこからの攻撃を誰も見たことがなかったり(必ず投げ落とされる)。そんな曖昧さに微笑み、ブロディのニードロップのすごさに単純に驚く。今は私も前ほどプロレスを見なくなってしまったが、人を驚かせ、笑わせ、感動させる、プロレスの魅力は尽きることがない。
一日も早いプロレスの復興を願う。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック